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2008年3月

2008-03-29

An American in Naples

この前のイタリア語のレッスンで先生(ナポリ出身)から聞いて初めて知ったのですが、ナポリには、アメリカの海軍基地があるのだそうです。それを聞いて、私は大真面目にアメリカの基地の存在はナポリでは問題になっていないの?と聞いてみました。日本では近頃いろんなニュースを耳にするので、ナポリでもきっといろいろ問題があるんだろうな…と思ったのに、先生は不思議そうな顔。

"Eh??? Perche'?"
「え?どうして?」

「いや、だって今、日本ではいろいろ事件が起こってるでしょ…」

"Ah... ma i naporetani sono peggiori (degli americani)..."
「あぁ、そういうこと? でもナポリ人の方が(アメリカ人よりも)ひどいからね…」

うははは(笑)!!!そうかも!!!日本人とアメリカ人の関係とは違うよね、確かに。アメリカ人というのも悪者イメージが強いけど、ナポリ人はその上を行ってるもんなぁ(笑)。アメリカ人が太刀打ちできないナポリ人、想像して笑っちゃいました。

(※↑はあくまでも冗談です^^; イタリアにはナポリ以外にも、トレビゾやヴィチェンツァにも基地があり、実際には、それに反対する運動も存在するそうです。。)

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2008-03-17

イタリアのコーヒー飴。

Sperlari_lavazza

ネットから拝借してきたので、ちょっと写真が小さいのですが、このお菓子、Sperlariというメーカーのコーヒー飴。今回、Firenzeのスーパーで見つけて買ってみたのですが、これが、超おいしい☆それもそのはず、あの"LAVAZZA"のコーヒーを使っているんです♪飴の中にはエスプレッソが入ってます。…と言っても、液体っぽくなくて、コーヒーペーストみたいな感じです。以下、Sperlariのサイトに書かれていた、このキャンディーの説明です。

Caffe' Lavazza
La caramella ripiena al caffe', ti fa assaporare un ricco e intenso aroma, un gusto di caffe' che diventa ancor piu' piacevole unito al latte con 0% di grassi.

とにかくおいしいので、今度イタリアへ行ったら探してみて下さい。でもこれ、私はFirenzeのDuomo近くのSTANDAで買ったのですが、それ以外のところでは見かけたことがありません。こういうところがイタリアなんですよね〜。スーパーによって、品揃えが違い過ぎるんですよ!…これはスーパーだけに言えることではなく、CDやDVDについても同じ。よっぽどの売れ筋や発売されたばかりのものなら、どのお店にもありますが、そうでないものを探すとなると、いくつかのお店をハシゴしないと見つかりません。…というわけで、この飴も、買いたくてもなかなか見つけられないかも!? Provate a cercarla!

>>>Sperlari

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2008-03-12

違いで覚えるスペイン語

スペイン語の勉強、ぼちぼちやっています。まずはイタリア語とどんな違いがあるのかな〜、と本をパラパラめくっています。似ているようで、ちょっと違う、そこがややこしい。。^^; 違いをメモしておきます♪

イタリア語とスペイン語の違い

☆ビックリマークとクエスチョンマーク
スペイン語では、感嘆文の前には"¡"、疑問文の前には"¿"を書きます。イタリア語にはこういう表記はありません。
例)¡Hola! ¿Qué tal?

☆否定文
否定文にするために、イタリア語では"non"を使いますが、スペイン語では"no"を使います。返事をする場合の"Sì"と"No"は同じですが、スペイン語では綴りが"Sí"(アクセント記号が違う)になります。
例)¿Eres japonesa? - No, no soy japonesa.

☆アクセント記号
イタリア語では"perché"や、"cioè"などのように、右上がりと右下がりのアクセントがあり、またアクセント記号を書くのは基本的に最後の音節にアクセントがある場合だけですが、スペイン語では常に右上がりのアクセント記号のみしか使わず、不規則な場所にアクセント記号がある場合は、必ずアクセント記号をつけます。単語自体が不規則な場合ももちろんですが、なんらかの原因でアクセント位置が変わるのを防ぐ場合などにもアクセント記号をつけます。例えば、動詞の後に人称代名詞をくっつけた場合など、元の動詞のアクセントの位置を保つため、わざわざアクセント記号をつけます。また、複数形にすることによって音節が増えてアクセント記号が不要になることもあります。だから、イタリア語に比べると、アクセント記号がすごく多いです。正しく書くのは相当難しそう。。
例)No puedo dártelo. (= Non posso dartelo.)
例2)japonés(sing.)→japoneses(pl.)

☆con+人称代名詞
スペイン語では「私と」と「君と」の時、特殊な形になります。
私と→conmigo
君と→contigo

☆再帰前置詞格代名詞
イタリア語で言う再帰人称代名詞、"sé"。イタリア語では、あんまりこれをちゃんと習うことがないような気がするのですが、スペイン語の本ではちゃんと表になってました。主語と前置詞の後の人物が同じ場合は、違う形を用います(3人称のみ)。
例)Yo compro este libro para mí.
イタリア語で言うと、"Compro questo libro per me."ですが、実際には、"Mi compro questo libro."という言い方の方が一般的かも。1人称なので形は変わらず。
例2)Ella compra este libro para sí misma.
イタリア語で言うと、"Compra questo libro per se stessa." "stessa"と一緒に"sé"が使われる場合は、アクセント記号が取れます(スペイン語では取れませんが)。
例3)Ella lleva su perro consigo.
「彼女は彼女の犬を彼女と一緒に連れて行きます」という例文。ちなみにこの文の主語が「彼女」ではない場合は、"con ella"になります。例文はイタリア語だと、"Prende il suo cane con sé"になります。主語が「彼女」ではない場合は、"con lei"。考え方は同じですね。

☆前置詞+定冠詞
イタリア語だと、del, delle, dei, allo, col...など、30種類以上ありますが、スペイン語では、なんと2種類しかありません!素敵!
de+el=del
a+el=al
"el"は、イタリア語で言う、"il"です。

最近発見した違いはこんな感じです。時制の使い方なども、なんかちょっと違うなぁ〜というところがあるのですが、まだよくわからず。。それにしても、2カ国語、3カ国語が喋れる人って、海外にはたくさんいるけれど、頭の中はどうなっているんでしょう。。私はたった2つでパニックだというのに。。いや、むしろイタリア語だけでもいっぱいいっぱいなのに、これでスペイン語を始めたら、、はぁ。。T_T; ...piano piano 頑張ります☆

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2008-03-08

イタリアに足りないもの。

Giorno_della_donna

今日はイタリア語のレッスンでした♪ 最近、スペイン語に心を奪われつつある私ですが、レッスンに行くと、やっぱりイタリア語も楽しい ^^☆ あ、そうそう今日3月8日は、イタリアでは「女性の日(giorno della donna)」です。男性が普段お世話になっている女性に感謝の気持ちを込めてミモザのお花をプレゼントします。写真は2年前の3月に撮ったもので、ローマのお菓子屋さんのショーウィンドウです。ミモザの黄色い花を模したお菓子が売られていました。可愛い♪ そう言えば、去年は、日本のソニプラなどでも女性の日のためのちょっとしたプレゼントなどが売られていた様な気がするのですが、今年は見ないな〜。やっぱり日本ではあまり浸透していないので、きっと、あんまり売れなかったんだろうなぁ^^; 

さてさて、今日の本題は、それどころではないんです。今日のレッスンで、驚くべき事実を知ってしまいました!さて、みなさんに質問です。「明るい」と「暗い」という単語があったとします。この2つは反対語ですよね。だから、「明るい⇔暗い」、ということですよね。当たり前〜 -_-; って思いますよね?…ところが、これが通じないらしいんですよ、イタリアでは!…どういうことかと言うと、イタリアにはなんと、なんと、「⇔」という記号がないんだそうです!有り得ない!!! じゃぁ、イタリアではどんな記号を使うの?と聞いたら、先生は、「そんな記号はないよ。」 …えぇぇぇっ!!!ないの!?だって、反対を表す記号がないなんて、かなり不便じゃない?? で、先生はいつも反対語を「≠」を使って説明していたらしいのですが、やっぱり日本人には通じない。そこで、生徒のノートを観察して、初めて「⇔」を発見したのだそうです。でも先生に言わせると、この記号は「どっちでもOK」に思えるんだとか。そんな解釈初めて聞いた。。日本人に、この記号を見せたら100人中100人が同じように解釈すると思うけど、これって、世界共通じゃなかったんだ!!!いや〜、びっくり。。。

なんでこんな話になったかと言うと、今日、レッスン中に問題を解いていたら、「次の2つの単語がsinonimi(同意語)の場合は「=」、contrari(反意語)の場合は「♯」を記入しなさい」っていう問題文があったからなんです。なんで反意語の時に「♯」なの!?と思って聞いてみたら、この新事実が発覚した、というわけ。でもイタリアで、この「♯」が反対の意味を表す記号、というわけではないらしいです。先生も???って顔をしてました。…でしょ?だから、やっぱりイタリアにも必要だよ、「⇔」が(笑)!

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2008-03-02

偶然の出会い

今回、イタリアで知り合った人たちが、次々と自分の国へ帰っていきます。そういう時期のようです。日本人のように、1年など長期滞在する人は少ないので、どんなに長くても3ヶ月か半年くらい。10代の人たちも結構いて(日本人は少ないですが)、その中の何人かは、そのまま大学へ通って4年、5年とイタリアに住みます。その期間が終れば、また自分の国へ帰っていきます。

自分の周りの環境、というのは、そうそう変わるものではなく、そこで出会った友達というのもごくごく自然な感じがするし、何か関係があって出会うわけで(たいていは)、そういう関係というのは、ある意味必然を感じます。共通項がたくさんあって、長くつきあっていける関係。でも留学で出会う人達というのは、それとはまた違って、その国(私ならイタリア)を通して、たまたま同じ時期に同じ学校に通っていた、というだけ。だから歳も違えば、考え方も、育った環境、文化も違う。趣味だって共通なわけじゃないし、職種が同じわけでもなく、勉強していることや、してきたことも違います。自分とは全然違う人達に出会う。それがとっても面白い。ほとんどの人とは一期一会、つまり、そこで出会って、一緒に勉強して、いろんな話をして、それでそれぞれが自分の国へ帰って行く。もちろん、連絡を取り合う人もいますが、そうじゃない人ともたくさん、出会っているんです。一期一会だとしても、その出会いは、自分という人間をやわらかくしてくれ、いろんなことを学ばせてくれます。いろんな考え方や価値観にふれていると、こうでなきゃだめなんだ、とか、自分はこうあるべきなんだ、とか、この考え方は間違っている、とか、これが常識なんだ、とか、そういう発想がなくなります。あぁ、これもありなんだ、とか、自分もこうしてみればいいかもしれない、とか、こっちの方がおもしろいかも、とか、そんな考え方になります。自分の中の、固くなっている部分が、ほぐされていく感じです。人や物事に対して、許容範囲が広くなるし、自分を自分で縛るようなこともなくなるので、本当に自由になれる感じです。

考えてみれば、人は、出会いを自分で選んでいるところがあります。共通の趣味の仲間、同じ学校の友達、同じ職場の人達など。確かに同じ、もしくは似たような考え方を持つ人と一緒にいるのは、とっても楽しいです。そういう人達とは長い付き合いになっていくだろうし、もちろん大切にしたい。でも、たまには自分で選ばない出会い、つまり全くの偶然の出会いも人生には必要かもしれません。それは、留学ではもちろんのこと、旅をすることで、経験できます。そしてその出会いは、自分の目を大きく開かせてくれるような気がします。自分が今までこれが正しい、と思っていたことが覆されるかもしれません。もしくは、これはおかしいのかも、と思っていたことが全く普通のことだったりするかもしれません。大切なことは、留学や旅をしている間、バリアをはらないことです。どこに行っても、自分の国の生活と同じようにしようとする人達は必ずいますし、自分の国の価値観のまま生きようとするあまり、外国にいながらも自分の国の人とずっと一緒にいる人達もいます。それがおかしいのはすぐにわかると思いますが、個人レベルでも、自分の考えを決して曲げない、という人は結構います。それも同じことです。…というよりもったいない、と思います。せっかくの出会いも、意味がなくなってしまう。人の考え方を理解しようとしたり、興味を持とうとすることは、本当に大切なことだと思います。私もまだまだです。これからも心を全開にして、旅をしたい、と思っています。

こうやってイタリアで出会った人達が、また自分の国へ帰っていくんだなぁ、と思うと、いろんなことを考えてしまいました。

偶然の出会いもまた、必然なのかもしれません。世の中に意味のないことなんて、何一つないような気がします。全ての出会いに感謝。

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