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2005-09-06

浦島太郎

週に一度、イタリア語のレッスンを受けています。習っている先生は、日本に長く住んでいる上に、勉強家なので、日本人の私よりもよっぽど、日本に詳しいんです。

ナポリを見てから死ね:Vedi Napoli,e poi muori.の話が出たとき。
先生「日本にも似たような意味のことわざがあるよね。」
私「え?あるっけ?」
先生「日光を見ずして結構と言うな。」
私「何それ?知らない…。」

かなり有名な言葉らしいのですが、恥ずかしながら全然知らなくて、私ときたら先生に向かって豪語。「そんな言葉、日本人でも使わないから知らなくても大丈夫だよ!」と言ってしまったんですね〜(^^;)。あとで事実を知り、あわてて謝りましたけど(笑)。

そして、この前の授業で、またまたびっくりすることが!インターネットがないころは、日本に住んでいるとイタリアで起こっていることを知る手段がなくて、イタリアにたまに帰ると、知らないことだらけでいつもびっくりしていた、と先生が言うので、「へぇ〜、それじゃ浦島太郎状態だね。」と言ってみたんです。もちろん、「なに?どういうこと?」っていう反応を期待していたのに、
先生ときたら、それを聞いて瞬時に大喜び!「そうそう!そんな感じ!」

えぇぇぇっ!?なんでわかるんだ〜!?あなた、ホントにイタリア人!?ほんと、毎回びっくりさせられることばっかりです。。

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イタリア雑記帳」カテゴリの記事

コメント

mioさん、こんにちはー。

恥ずかしながら、「光を見ずして結構と言うな」って私も知りませんでした・・・。
ナポリ・・・は有名ですよね。まだ訪れたことないので、いつか行ってみたい場所のひとつです。
ナポリで思いだしたのだけれど、
南イタリアを舞台にした映画、「グランブルー」は観ましたか?これもまた私の好きな映画のひとつです!
「ニューシネマパラダイス」の最後にキスシーンが流れるところ、号泣してしまいます。
初めて観たときは、トト少年の立場だったけれど、
最近になって、だんだんとアルフレッドの気持ちもわかってきたような気がしてます。

ほんとうに、日本通の外国の方の方が、文化とか言葉を知ってますよね。
前に、「暴れ馬」とか「あばら家」という単語を覚えていたアメリカ人の友達がいて、
おどきましたー。だって普通の生活で使わない!って感じだし。
ABC順で覚えてるから、こういうのを初めに覚えるみたいでした。
これからも、mioさんの楽しい小話楽しみにしてまーす☆

投稿: Blenda | 2005-09-07 11:26

おひさしぶりですーーーー。
友達と遊びに出かけておりましたので
ブログチェックできませんでした。
相変わらずこまめにUPされてますね。
そして日本通のイタリア人!!
います!!イタリアにも結構たくさん。
僕らの話すイタリア語以上に日本語を話す
イタリア人。
漢字なんかは当然ながら、ものの単位
(個、冊、本などなど)
使えますからねえ。
以前日本語の学んでいる学生に教科書を
見せてもらいましたが、でていた例文が
「家にいるにはいたが・・・・」
「それは嫌いなわけではないが・・・」
などのびみょー表現がわんさか。
これをほんとに理解してるのかは不明ですが
勉強していること自体がすごい!!と思いました。
mioさんの先生も理解されているのかな??
ではついでに先生に質問してみてください。
「にえる」と「にえたぎる」の違いは!?

投稿: 見習い | 2005-09-07 19:46

Blendaさん、こんばんは〜(^^)。
ね、知らないですよね!
ちなみに調べて見たところ”日光”というのは日光東照宮のことらしいです。
この美しさにまさるものはない!…という意味だそうです(広辞苑より)。
イタリア語を習いに行ってるのに、しっかり日本語の勉強しちゃってます(汗)。

『グランブルー』見なきゃ見なきゃ、と思いつつ、見てないんです〜。。
見たいなぁ。。映像が素敵だろうなぁ〜!

実はイタリアの映画、最近まで1つも見たことがなくて、仕事を辞めて、
時間ができて、見たかったものをまとめて見たんです。
レンタル屋さんが半額の時に(せこいっ)、欲張って借りてしまって、
あのイタリア人の先生に言わせると、こういう状態。
「Come la medicina... devi prendere due medicine ogni giorno,
dopo i pasti...!」
でもどれも面白くて、イタリア映画って、こんなに素敵なんだ!と開眼
しました(^^)!

>「暴れ馬」とか「あばら家」という単語を覚えていたアメリカ人の
>友達がいて、…
なんだ、そりゃ〜!と思ったけど、Blendaさんの説明を読んで、
とっても納得(笑)。でも、”馬”ですら日常生活にめったに出てこない
のに、”暴れ馬”なんて単語帳に載せる意味があるのかな〜(^^;)。
どういう基準で選んでるんでしょうね〜???
あっ!時代劇で使われている言葉ばっかり集めてあるのかも(笑)!?
きっと「拙者(せっしゃ)」、「御主(おぬし)」、「越後屋(えちごや)」も
載っているに違いない!

Scherzi a parte(冗談はさておき)、楽しみにしてくれているなんて
嬉しいです〜(><)!!!私もコメントを読むのが楽しみなんです〜!
がんばりますっ(^^)♪

投稿: mio→Blendaさん | 2005-09-07 23:21

見習いさん!ずいぶんとお久しぶりです(^^)!
どこに行っちゃったのかと思ってましたよ〜。
いいですね〜。私も遊びに行きたいなぁ〜!旅行とかしたいっ!

イタリアにも日本通の人って、いるんですか!びっくり!
私が接しているのは日本に住んでいるイタリア人(しかも先生だし…)
だから、それなりに知っていても、不思議はないんですけど…。。

ものの単位!!!そう言えば、当たり前のように使ってますけど、
日本語って、けっこう面倒くさいですね〜。それをちゃんと使う人まで
いるなんて、信じられない!すごいですね!

そして教科書の例文、笑えますね〜(^_^)!!日本ならでは!
先生はそんな微妙な言葉は使いません。イタリア感覚の日本語です(笑)。
きっと煮えたぎる、なんて知らないでしょう(知ってたら嫌だ〜!!!笑)。

投稿: mio→見習いさん | 2005-09-07 23:36

おもしろーい!!その先生はさぞかし努力家なんでしょうね。日本で何のお仕事されてるんですか?イタリア語教師だけなのかしら?
ことわざって結構なるほどー!!って唸る、良く出来ているから覚えやすいのかもしれませんね。
その先生はもちろん浦島太郎の物語も知っているってことですよね!!スゴイ!!

投稿: fiorichiari | 2005-09-07 23:54

その先生とのレッスンは内容が充実してそうですね~!楽しそう♪
「日光を見ずして…」は私も知らなかったので、イタリア語以前に日本語の勉強がもっと必要かも(笑)。

たしかに日本語を勉強している外国人の方が、私たちよりも日本についてよく知っていることが度々ありますよね~。一年ほど前に一緒に働いていたイタリア人が「△□さんはボスの右腕だからねぇ」と普通に言っていたので、「よくそんな言葉知ってるねー!」と私がびっくりしたら、「イタリア語でも同じように言うよー」とのこと。で、家に帰って辞書を引いたら、"Lui e' il mio braccio destro."と載ってました!

投稿: perlina | 2005-09-08 11:25

fiorichiariさん、Ciao〜☆
そうなんですよ〜、ほんとに努力家で、「勉強が好き」、って言ってました。
信じられない〜(><)!
たぶん、今は、イタリア語の先生しかやってないんじゃないでしょうか??
細かくは知らないんですけど(^^;)。
ことわざは好きみたいで、特に頻繁に使うのが「一石二鳥」(笑)。

それにしても面白すぎて、レッスンしてるより、笑ってる時間の方が長い!?

投稿: mio→fiorichiariさん | 2005-09-08 22:01

perlinaさん、こんばんは(^^)!perlinaさんも、お仲間ですね〜。
一緒に、先生に「君、ホントに日本人?」と言われましょう(笑)。
ほんと、自分の日本語、日本文化、日本地理(これは私だけかも?)
についての知識があまりにも乏しくて、けっこう情けないです。。

でもとにかくレッスンは、とっても楽しいです。いつも笑い転げてます。
しかし、そのレッスンを”遠くから”聞いているスタッフの人に、
勘違いされてます。
「留学しても、だいぶ喋れるみたいだから、大丈夫ね!」
いやいや、そうじゃないんです〜(^^;)!
だいぶ、どころか、ぜんぜんっ、なのに!大勘違いですよ!
とってもためになるレッスンをしてくれるんですが、私自身、なかなか
イタリア語が口から出てこなくて、悩んでるんだけどなぁ〜、これでも。。
とにかく、がんばるしかないなぁ〜(^^;)。。

それにしても、perlinaさん、イタリア人の方と一緒に働いた経験がある
なんてうらやましい〜(^^)!
しかも、イタリアと日本で、同じ言い方をするなんて、面白いですね〜!!
なんだか不思議〜!もしや、英語でも!?、と思って、調べてみると…
ありました〜!同じ例文をつくると、He is my right hand.…となり、
全く一緒!これって、グローバルな表現だったんですね〜大発見(^^)☆

投稿: mio→perlinaさん | 2005-09-08 22:58

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