2013-11-10

イタリア旅 2013

久しぶりに秋のイタリアに行ってきました!今回は10日間ほどの旅、Romaから入ってAssisi、Milano、Piacenza、Torino、Alba、Astiに行ってきました。

いろいろと考えさせられる旅でした。イタリア大好き!!みたいな勢いはすでにないのですが(もちろん好きですが、少しの間でも生活してみたり、何度も行ってみると手放しで大好き!と叫べなくなったりするんですよ…そうじゃない人ももちろんいると思いますけど)、今回はさらに「うーん」と考え込んでしまうような出来事に何度も遭遇。イタリアはどこでもそうですが、人種差別的な考えを持つ人がいます(もちろん日本にもいますが)。今までも感じなかった訳ではありませんが、北イタリアを旅してみて、それを今までになく強く感じ、心ない言動にかなり凹みました。一つ一つは凹むほどのことを言われた訳でも、されたわけでもないのですが、毎日それが続くと、ボディブローのようにきいてくるんです。よっぽどハイテンションで旅しているなら気にもならないかもしれないのですが、こっちは一人旅。そしてただでさえ精神的に参っている時だったので、いつも以上に悲しくなってしまい、落ち着くためにホテルに戻って日本の友達とスカイプしたりfacebookで愚痴を聞いてもらったりして気持ちを落ち着かせて街に出る、ということが数回ありました。ただ、誤解のないように言っておきますが、北イタリアの全ての人がそう、というわけではありません。イタリア人じゃないみたいに(笑)にこやかで親切な人もたくさんいます。北イタリアはその差がすごく激しくて、ほっこりしたりがっかりしたり、忙しかったです。短い滞在だったので、本当のところはわかりません。また機会があれば行ってみようと思います。もう少し元気なときに。

まぁそんなこんなで、旅の最後の方が北イタリアだったので、ちょっと落ち込みつつ旅を終えたわけですが、帰ってきてみるとやっぱりまた行きたくなるんですね…ほんと懲りないなぁ、と自分でも思うんだけど。次は中部から南にかけて旅してみたいなぁ、と思ってます。北イタリアのシステマチックできっちりした感じはほんと日本並みだったので(あ、でもトリノで地下鉄のショーペロ(ストライキ)に遭遇しました。半日で終わったけど)、中部のゆるい感覚が懐かしい。南のそれは未体験なので、たぶんそれはそれでカルチャーショックだろうな 笑

そういえば、今回の旅で驚いたのが、泊まった全てのホテルで無料のWifiが使えたこと。去年の春に行った時はそんなことなかったのに(私が特に聞かなかったからかなぁ。。でも今回は聞かなくてもWifiのPassとか渡されたりしたんだよね)、いつの間に!しかも私の泊まったホテルは通信速度が遅いとか、つながりにくかったり、とかっていうこともなく、快適にネットできました。これって北イタリアだから?笑 いやいやローマでも使えましたよ 笑

それとは別に、SIMフリーのルーターを持って行っていたので、それにTIM(イタリアのDocomoみたいなもの)のSIMを入れて外でも通信ができました。同じカードで携帯にも使えるので、普段はルーターに入れて、必要なときに携帯に入れて使えば1枚のカードでokなのが助かりました。いくらだったかなぁ〜20ユーロくらいだったかなぁ。。(←うろ覚え)それで5ユーロ分のチャージと、2GBのネット通信がついてくる、というカードでした。あまりヘビーに使わなかったのでそれで足りました。便利になったなぁ。

今回の旅はほんとに駆け足だったし、ホテル暮らしだったので自炊できなかったのが辛かった。毎日外食ってキツイ。買って帰って来てホテルで食べたりもしたけど、やっぱり自炊がいいなぁ。野菜とか果物とかいっぱい食べたかった〜。今度はできれば滞在型の旅にしよう。

都合が合わず、あんまり友達にも会えなかったし、旅の間のテンションがかなり低かったので街の人ともあまり喋らず。だからか帰って来てからイタリア語を喋りたい熱が…今更 笑。しかし勉強してないし、喋る機会がほんとになくて、最近喋れない。やっぱり勉強しなくちゃ。というわけでイタリア語の先生にすすめられてるCilsを受けるか迷い中。試験受けたから何があるってわけでもないし、試験に受かる=イタリア語ができる、じゃないのはわかってはいるんだけど、なにかないと勉強しないからね。どの試験もそうだけど、勉強するための動機付け。忘れるのを阻止するためというか 笑。あーでもCilsってヘビーな試験なんだよね。。どーしようかな。。

次の旅はきっとまだ先だし、それまで日本でできる事を頑張ろう〜。Cilsもね(まだ決めてないけど)。あと今回、体力つけなきゃ旅もできないなーって思いました。カメラ持って歩くし、一日中動き回るし。仕事が忙しいと、つい仕事ばっかりしてしまうんだけど、なんとか自分の時間を見つけてがんばろうと思います^^!

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2013-10-04

Venere.comの前払い

すっかり放置してしまっているブログ…
今年もイタリア映画祭に行ってきましたよ
感想を書いていませんが…汗

で、10月後半にまた少しだけイタリアへ行ってきます
今回はFirenzeには滞在せず、RomaからTorinoへ
抜ける旅で、ホテルなど予約しているのですが…

よく使うVenere.comというホテル予約サイトで
今年も予約をしたのですが、ちょっと注意しなくては
いけないことがあるので書いておきます

今まではなかったのですが、キャンセル不可で
通常料金より安い価格設定ができました
キャンセル不可の場合で、前払いと現地払いを
選択できるようなオプションがない場合、
支払いはほぼ100%前払いになるみたいです…!

キャンセル不可=前払い
と考えていいと思います

旅に出る前にもうホテル代引き落とされてました 笑
確認メールを読むと、前払いですぐ引き落とすよ~
と書いてあるものもあれば、現地で支払ってね~と
書いてあるものも…(でもすでに引き落とされてます)
適当ですね、、

私は、キャンセルする予定がなかったのと
少しでも安くホテルに泊まりたいので
この特価価格の部屋を予約したので問題
ありませんが(現地でもう一回支払いを請求
されたりしない限り…そんな時のためにネットで
カードの利用明細を確認できるようにしておきました)
このキャンセル不可!に気づかず予約をして
困ったことになっている方もネットを見ていると
いるようなので、一応書いておくことにしました
(あと、自分も忘れてしまうので…^^;)
Venereで予約をするときは注意して下さいね~!

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2012-10-09

俳句

大好きなRISシリーズ(イタリアの刑事ドラマ)、新作が10月から始まっています♪楽しすぎてたまりません(←完全にpazzaです 笑)


今日、ネットを見ていたら、ずっと気になっていたことが判明しました!前作のRIS Roma 2まで日本人が出演していたのですが、それにちなんで、ドラマ中に俳句が読まれたのです。でも、私にはその俳句がなんなのか、全然わからなかったのですが、youtubeにその俳句が文字で起こしてある動画を発見して、そこから検索開始!ついにその俳句を発見しました!!

イタリア語ではこういう風に訳されていました。
Mia piccola cacciatrice di libellule, oggi, fin dove ti sei spinta?

この文章だけで日本の俳句を探すのがどれだけ大変だったか〜!!…って俳句に詳しい人ならきっとすぐにわかるのかも、、汗。libelluleはトンボ。cacciatriceは狩りをする人のことなので、きっとトンボを追いかけている子供がどこまで行ったのかな?っていう内容の俳句なんだろう、と想像して捜査開始。「トンボ」「俳句」で検索をかけたら素晴らしいことにトンボが出てくる俳句が集めてあるページが出て来た☆!で、そのページの中でさらに検索をかけました。最初は「追う」で探してみたけど見つからず、、うーん、、と悩んで「どこ」で検索をかけたらありました〜><!

トンボ釣り今日はどこまでいったやら

作者は加賀千代女(かがのちよじょ)。本当にお恥ずかしいことにこの俳句を全く知りませんでした。イタリアの刑事ドラマの脚本家さん、一体どこからこんな俳句を引っ張ってきたんだろう??すごいわ〜

ずーっっと気になってたことがわかってスッキリ。日本の文学をイタリア語で読むのも面白いかもしれないなーと思いました^^

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2012-07-13

Prezzo Mini

もう帰ってきてから1ヶ月以上経ってしまいましたが、5月6月にイタリアに行っていました。撮影が目的なので、途中友達に会う以外は、ほとんど一人でもくもくと撮る旅だったのですが、今回は北イタリア中心に回ってきました。

今回もほとんど電車で回ったのですが、切符の購入について。自分でも忘れてしまいそうなので、メモっておきます。

私は切符はだいたい駅の自販機で買うのですが、おつりも出ないこともあるし(イタリアですから 笑)、カードを使います。でも、それすらも磁気の読み取りが弱くなっている機械があるらしく、3回に1回くらいは使えません…それでも大きな駅では窓口に並ぶと時間がかかるので、自販機が一番便利です。

で、タイトルの"Prezzo Mini"は早めに買うと料金が安くなる割引料金のことです。特に長距離だとかなり安くなるのでおすすめです。が、これが自販機では買えないものもあるらしい。いつも料金は、前もってTrenitaliaのサイトで調べておくのですが、自販機ではその値段のものがなかったことがあり、窓口に並んでみました。Firenzeの駅、窓口に来た目的を聞く駅員さんが列の前に立っていて、そこで振り分けている模様。なんか妙にシステマチックでイタリアらしくなくて笑える。で、そこの駅員さんにPrezzo Miniは自販機では買えないんですか?って聞いてみたところ、そんなはずはない!どこからどこに行くのか、と聞かれたので答えると、その区間にはPrezzo Miniの料金設定はないはずだ、と言う。。いや、私ネットで確認しましたから…と粘って(じゃないと追い返されそうになった)なんとか列に並ばせてもらい、窓口の人に区間を告げると、普通にPrezzo Miniの値段で買えました!…振り分けてた駅員さん、ちゃんとした知識なかったら意味がない…余計話がややこしくなるんですが…^^;

まぁ、そんなこんなで、Prezzo Miniは窓口で買いましょう〜もしくはネットで。ネットは2009年に書いた記事が参考になるかな〜?今はだいぶ変わってしまっているかもしれませんが…。。どちらにしても今回のイタリアの電車の中では、検札のときに、スマホを見せてる人が多数。コードさえわかればいいので、それでいいらしい。便利〜!

でも今回の旅の中で一番変わった切符といえば、、電車の中で買った切符。そもそもなんで電車の中で買ったかと言うと、だーれもいない無人の駅に降り立ってしまったからなんですね 笑。切符の窓口もないし、駅員さんもいない、自販機もない。これ、帰りどうしたらいいんだ、って着いた時に焦って、乗って来た電車(一両編成!!)の車掌さんに聞くと、電車の中で買えるから、と言われて一安心。帰りの電車に乗るときに、また車掌さんに頼んで切符を買ったら、切符というより、日付と行き先と料金が書いてある紙でした。今までで一番変わった切符でした 笑 乗り換えた電車の中で切符見せるときドキドキした〜。これじゃダメです、とか言われたらどうしようかと^^;でもぜんぜん大丈夫でした。

…というわけで、電車の切符の買い方いろいろでした☆!

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2012-05-05

イタリア映画祭2012

ふーーーーー終わった〜!今年も全部観てきました。

一回だけ、大きな地震が来て上映が一時中断されました。上の照明がかなり揺れてて怖かった〜。でもその一回だけでした。

さて、今年の映画祭、あくまでも私の個人的な感想ですが、いい映画が少なかった気が…。うーん、いい映画っていうと語弊があるかな。。。とにかく好きな映画にほとんど出会えませんでした。悲しい。

ちょっと今バタバタしてて自分の心に余裕がないのがイケナイのか、よくわかりませんが、グッとくる映画が本当に少なかったです(あくまでも個人のブログなので好き勝手に書かせてください 笑)。

では、一言ずつ個人的な感想を。

■楽園の中へ"Into paradiso"
いきなりですが、私は今回の映画祭の中ではこれが一番好きでした。女性の監督の作品です。ナポリのスリランカ移民街の話。と言ってもコメディーです。視点も面白いし、映像も面白いし、コメディーと言ってもちゃんと芯があるし、ちょっとドキュメンタリーなところもあったり、スリランカって全然知らない国だったのですが、映画を通してちょっと知ることができたのも良かった。監督は4ヶ月(だったかな?)ナポリのスリランカ移民街で過ごしていろいろ取材したそうです。そういう裏付けがある映画ってやっぱり違うなーと思う。たとえば、ランタンが空にのぼっていくシーンがあるんだけど、それはスリランカの津波の時にそういう儀式をしていたのを監督が覚えていて、スリランカの人達に聞いてみたそうです。空に飛ばすランタンは犠牲者を天に導く意味があるのだとか。映画の中ではそういう意味で使われているわけではないけど(でもそれをふまえて意識的に使われている)、印象に残るシーンでした。女性の監督はイタリアでは7%しかいないそうですが、いい映画を作る人が多い気がします。これからもがんばってほしい!監督にサインも頂いたのですが、その時にチャオって日本語でどう書くの?って聞かれ、私は自分のカタログに自分でチャオって書くハメになりました 笑

■気楽な人生"La vita facile"
去年上映された「星の子どもたち」の監督の作品。去年の作品の方が好きだったかな〜。映像とか音楽は良かったです。楽しい映画です。

■ジャンニと彼をめぐる女たち"Gianni e le donne"
テイストが前作と全く一緒。前作は「8月のランチ"Pranzo di ferragosto"」。前作はものすごく好きでした。それだけに、次も同じテイストだったのが残念すぎる。。映像も雰囲気もすごく好きです。でもやっぱり前作と似通っていて、ほんともったいない。。監督=脚本=主演、っていう、全部自分でやってしまうところが広がりがなくなってしまう所以なのかな、とも思ってしまう。。映画ってやっぱりいろんな人が関わった方が面白くなるような気がするんだけど、どうなんだろう。。でも、いい映画です。前作に似ているっていうのを差し引けば、かなり好きな映画です。

■至宝"Il gioiellino"
面白かった。楽しい映画ではないけど、見応えのある作品でした。実際の事件に着想を得て作られた映画だそうです。家族経営の企業のお話。しかし、映画の本筋とは全く関係ありませんが、トニ・セルヴィッロは女性と絡まない方がいい気がする。しかも誠実な絡み方ならいいのだけど、火遊び的な絡み方は似あわない気が。。でも、演技はいつも通りすごい迫力でした!

■天空のからだ"Corpo celeste"
思春期の少女のお話。教会でのシーンで、変な大人がいっぱい出てくるんだけど、これってほんとにこういうことありそうだなーって思った。教会と言えども人間の集まりだからね。。宗教っていう大きなものに隠されて、その変なところが見えなくなってる部分は絶対あると思う。

■七つの慈しみ"Sette opere di misercordia"
双子の監督の作品。映画自体はかなり重苦しい空気が漂ってる。のだけど、すごく意味のある、よく考えられた作品で、来日していた監督の質疑応答を聞いていても、映画作りに真剣に取り組んでいるのがわかる。意味がわかった今、もう一度見てみたい気もするけど、これは字幕と前知識がないとちょっと難しいかも。聖書のマタイによる福音書にある、七つの(肉体的な)慈悲の行為についての映画なのだけど、セリフは少なく、映像や演技や構成で表現している。ナポリの教会にこの映画と同じ名前のカラヴァッジョの絵があって、影響を受けたのだそうです。双子の監督は、二人とも来日していて、サインも頂いたのですが、その時に監督のサイトのアドレスをカタログに書いてくれました。
De Serio
そういえば、質疑応答で、この映画はデジタルですか?フィルムですか?と聞いた人がいて、監督は「フィルムです。でもフジではなくてコダックです。スコント(値引き)してくれたから」と言っていたのが面白かったです 笑

■錆び"Ruggine"
子供から見た世界を描いている映画なんだけど、本当に子供になった気分ですごく怖かった。。心臓バクバクしてた。。うん、怖いです。この映画。。ちょっとステファノ・アッコルシだけが浮いていた気がするけど。。彼の演技が悪いってわけじゃなくて、キャスティングを変えた方がいいような気が。。あんな神経質そうな子供の大人役がステファノっていうのがなんか違うなぁ〜と、そこだけ違和感。

■大陸"Terraferma"
今回ものすごく多い、難民の話。それが主なテーマじゃなくても、いろんな映画にちょこちょこ出てくる。この映画はそのものズバリの話。シチリアの離島での話。漁業と観光業で生きる島の人達にとって、難民が流れ着くことは、生活を脅かすことにも繋がる。そんな現実を知ることができた映画。

■シャッラ/いいから!"Scialla!"
Scialla!とは、ローマの高校生言葉で、"stai sereno!(落ち着いて!)"という意味。脚本家の初監督作品。軽く見れる楽しい映画。

■バッグにはクリプトナイト"La kryptonite nella borsa"
こちらも「あしたのパスタはアルデンテ("Mine vaganti")」などを書いた脚本家の初監督作品。70年代のイタリアが舞台なので、その当時のイタリアの雰囲気が味わえるのが楽しい。衣装も、その当時のものを集めてきてもらったのだとか。前半は良かった。楽しめる映画です。

■何もかも音楽のせい"Tutta colpa della musica"
中年?熟年?の恋愛映画。一応たぶんコメディ?

■ジョルダーニ家の人々"Le cose che restano"
6時間39分の長編映画!…と言いたいところだけど、これは4回のテレビドラマをくっつけただけ。今回はそれを前半(1回目・2回目)と後半(3回目・4回目)に分けての上映だったのですが、本当にくっつけただけなので、1回目が終わったらエンドロールまで流れるのですよ。。これには興ざめ。映画として公開するならそこはなんとかしてほしかったなぁ。。おかげで、途中なのに退席する人が多数(私も)。なんだかなぁ。。と思う。そして、「輝ける青春"La meglio gioventù"」のスタッフが作った、ということなんだけど、今回の作品は本当に家族の描写だけ。前作はイタリアの歴史なんかも知れてとても興味深かったけど、今回のは…残念。

■ローマ法王の休日"Habemus Papam"
もともとこの監督の作品が好きじゃないのですが、やっぱりあんまり好きじゃないです(それなら見に行かなきゃいいじゃん、と言われそうですが、観てもいないのに好きも嫌いも言えないので、一応観てみたい)。

■シュン・リーと詩人"Io sono Li"
これはすごくいい映画でした。映像も美しかった。役者さんもすごくいい。映画の中で主人公が話す中国語の響きがまた綺麗で。中国語を綺麗、と思ったのははじめて。映画の中を流れる空気感も、ヴェネツィア(正しくはキオッジャ)の景色も、ほんとに良かったです。そして今さらながらカタログを読んだら、この監督、ドキュメンタリーを手がけている方だったのですね。やっぱり私はフィクションとノンフィクションの間にあるような映画が好きなのかもしれないなぁ。

…以上14作品の感想でした。

今年のベスト5
■楽園の中へ"Into paradiso"
■ジャンニと彼をめぐる女たち"Gianni e le donne"
■至宝"Il gioiellino"
■七つの慈しみ"Sette opere di misercordia"
■シュン・リーと詩人"Io sono Li"

というわけで映画祭、今年も終わってしまいました。また来年☆!

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2012-03-15

arrivato!! 来たーーー!!

公式HP出ましたね!

http://www.asahi.com/italia/2012/

まださくさくっとしか見ていませんが、"Scialla!"と"Le cose che restano" が面白そう!"Le cose che..."は399分の大作。お尻痛くなりそうー 笑 でもイタリアの映画館みたいに途中で休憩が入るみたい。

私の大好きな俳優さんが出てる映画がなくて悲しい。。涙。。来年こそは!!

さて、、どれ観ようかなー。また全部観ちゃう??スケジュールとにらめっこです。

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sta arrivando... そろそろ来るぞ〜

さぁ、待ちに待った季節がやって参りました☆

そう…イタリア映画祭!!!

なにやら明日あたり(もう今日ですね)情報が出てきそうな気配です。ネットでひろった噂なので本当かどうかわかりませんが、去年もこのくらいの時期でしたよね。

今年はどんな映画が来るのかな〜今からめちゃくちゃ楽しみです^^♪今年はゲストも来てくれるかなぁ〜。来てほしいなぁ〜。

3月に入ってから毎日のようにGoogleで検索かけてました。ほんとに待ちくたびれました 笑 …噂が本当でありますように☆!

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2011-06-30

RIS Roma 2

ほったらかしのブログですが…^^;

月に1回行っていたイタリア語のレッスンもやめてしまい、すっかりイタリア語から遠ざかっています。語学の勉強、楽しいのですけど、使う機会がないとモチベーション下がりますね〜。

今年も、もう今日で半分が終わってしまいますね。。早い。。そんなこんなでバタバタしているうちに、イタリアではRIS Roma 2が放送され、しかも終わってました 笑。大好きなドラマなのに、始まったのすら知らなかった。。涙

というわけで、早速見始めて、見終わりました 笑。全部で20話。イタリア語、見事にわからなくなってました。ガーン。おおざっぱにはわかるんですけど、細かいところが全然わからない。また1話から見直そう。。Capitanoに昇格したGhirelli (通称Ghiro)が大好きです。Fabio Troianoっていう俳優さんなんですけど、映画にも出ています。特にDopo mezzanotte、Tutta colpa di Giuda(両方ともDavide Ferrario監督の作品)が好きです。他にもいろいろ出ているので、これからもっと映画にたくさん出て、イタリア映画祭で上映されて、日本に来てくれないかな〜と密かに願っています 笑。

話がそれましたが、RIS Roma 2、いつもよりちょっとおもしろくなかったかも。チームのメンバーがいまいちなんですよね。。いきなりショックな出来事もあったし。。(ネタばれするから書きませんけど…ってRIS見ている人っているんでしょうか 笑)。新しいメンバーのSerraとCapitano(Lucia)のやりとりはけっこう好きでした。意外な展開。でも嫌いじゃないなー。あ、そうそう、謎に途中で意味もなくMonica Bellucciが出てきます。しかも数分だけ!あれはなんだったんだろう。。Canale 5の事情?意味不明でした 笑。

まぁ、いろいろ言ってもやっぱりRIS Roma 3が楽しみです^^!早く見たいな〜☆

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2011-05-03

イタリア映画祭2011

いろいろありましたが…今年も行ってきました!

今年は震災の影響で来日ゲストはゼロ。かなりショックでしたが(人数は少なくなるとしても、何人かは来てくれるかなぁ、と思っていたので)この状況、仕方がないです。でも、ちょっと納得がいかないのは、主催者側から何の説明も謝罪もなかったこと。ゲストが来なかったことについて、開会式とかで一言でいいから欲しかった。。それを毎年楽しみにしている人達がいて(私を含めて)、そのために前の座席を買っている人だっているわけだし…きっと直前までいろいろごたごたしてたのでしょうけど。。映画だけなら、DVDを買ったり借りたりすれば観れるものもあるわけで、映画祭では、監督さんや俳優さんから、作品の解釈や、制作時のエピソードなどが聞ける、というのが醍醐味であって、そういうのも含めてチケットを買っていると思うのですが…。映画祭開始前日に突如決まったチャリティー上映も疑問が残りますしね。

とにもかくにも、映画祭が始まってみれば、予想以上にたくさんの人が来ていました。もっと少なくなるかなーと思っていたのですが。。でも上映中にも余震が何回か来ていました。これは来日ゲストが来ていたらパニックになっていたかも?大きな揺れではないのですけど、慣れていない人にとっては怖いですよね。。私もちょっと怖かったですし。。地震が来るたびに、みんな小さい声で「地震だ…」って言いながらも映画を見続けていました。面白い映画の最中だと、揺れながらもみんな笑っていました。ほんと、慣れって怖いですね^^;

さてさて、肝心の映画ですが、いい作品が多かったです。重すぎる映画もなく(この時期に、重い映画は精神的に辛い…)、割とライトな感じの作品が多かったかな?12作品(チャリティー上映を除く全作品)観るのもあっという間に感じました。では、一つずつ、私の全くの個人的な感想を書いていこうかと思います^^☆今年は監督さんから直接作品についてのお話が聞けなかったので、自分が思ったことだけになりますが^^;

■はじめての大切なもの"La prima cosa bella"
いきなりですが、今年一番良かったのがこの映画。切り口は普通なんだけど、映画の作り方とか細かい描写がすごくいい。現在と過去を交錯させて見せていて、でも複雑になっていない。主人公は誰なんだろう。。笑 マスタンドレアが演じている息子かな。一応、そうだと思う 笑。でも、それがわからなくなるくらい、それぞれの人生や、思考を細かく描写している気がする。というより、主人公そのものが、周りの激動のような人生に圧倒されている感じもある。そういう目線なのかな。映画を見ている方は、みんなそういう目線かも 笑。だからこの映画を見終わった後、主人公と同じように、いろんな人生があって、人生っていいな、と思えるのかも。あとは、キャスティングがハマりすぎててすごい。それぞれの俳優さんのいいところがすごく出ているように感じました。ステファニア・サンドレッリ、いつもなんだか同じような役が多くて、演技も一緒でっていうイメージがあったのですが(イタリアの映画ってちょっとそういうところがある気がする。もったいないなーといつも思います)、今回はすごく良かった。とにかく、なんだか上手く書けないんだけど、この映画、すごく良いです。全く無気力な感じだった主人公を「なんか好きなの」って一緒にいる婚約者。主人公の心の葛藤とか、やさしさとか、言葉は少ないんだけど伝わってくる。それがわかって一緒にいるんだなーと思う。そういう感覚って、日本人的だなぁと思ったりもする。あーうまく書けない 笑 とにかくいい映画です!

■もう一度キスを"Baciami ancora"
"L'ultimo bacio"の続編。わかりやすいです。続編だから、観とかないと!っていう映画。普通に楽しめます(というほど楽しい映画でもないけど 笑)。私はどっちかというと前の作品の方が好きです。

■ぼくたちの生活"La nostra vita"
大好きな俳優さん、エリオ・ジェルマーノが主演。深刻な場面もたくさんあるのに、深刻になりすぎない描写。誰か身近な人が亡くなると、行動が突拍子もなくなる、っていう場面がイタリア映画って多い気がするけど、実際イタリア人ってそうなるんだろうか。。映画だから?それはともかく、行動や展開がものすごくイタリア的。イタリアの問題点や、良い面、いろんなことが描かれている気がする。家族や人との絆がそんな中で浮かび上がってくる。最後の何分かで、一気に心が温まる映画。ジェルマーノ、やっぱりbravo!

■ラ・パッショーネ"La passione"
面白かったー!それに面白いだけじゃなくて、意外に深い。この映画、けっこう好きです。もう、なんだかわけわからない展開なんだけど、リアリティーを追求する映画じゃないので、あれくらいやってくれた方が面白い。もう「ネコが鳴く前…」のところでめちゃめちゃ笑いました。あれはヤバイ。実はこの映画を観る前に、映画の予告編をYoutubeで観ていたのですが、その場面が出ていて、みんな爆笑していたんだけど、何が面白いのかわからなかったんです(もちろん、正しくは鶏が、なのは知ってます)が、その前フリがあったのね 笑。この映画のサンドレッリもいい(ちょい役なんだけど)。今まであんまり好きな女優さんじゃなかったのに、今回はほんと良かった。いろんな幅を持ってる役者さんなんだなーと思いました。キャスティングも最高でした。イタリア語も聴き取りやすいし、これはオススメです☆

■われわれは信じていた"Noi credevamo"
イタリア統一のお話。映画とは関係ありませんが、今年でイタリア統一150周年なんですね。イタリアってまだまだ若い国なんですね。映画の前に流れていた150周年のCM?が良かった。…って映画の話をしないと^^;うーん…。勉強不足すぎてよく理解できなかったです 涙。観た後に、なんだか虚しさが残りました。。祖国の為に闘っていた若者達がどんどん殺されていってしまって。。そういう歴史を経て、今、イタリアがあるんですね。全然内容に踏み込めていない感想ですみません。。;__;歴史ものと政治ものは、前知識がないとやっぱり難しいですね。

■キスを叶えて"I baci mai dati"
良かったです。みんながみんな好き!と思える映画かどうかはわからないけど、私は好きです。ちょっと独特かも。なんとなくいろんなことが伝わってくる気がする。希望を持つこと、信じること、誤解、妬み、夢、母親と娘…。海で女の子が見た夢のシーンがなんだか好き。

■初任地にて"Il primo incarico"
これまた、好き嫌いが別れるかなーと思うけど、私は好き。映像がきれいだし、内容も。イタリア映画って、騒ぎ立てるシーンが多いけど、この映画はあんまり大騒ぎするシーンがない。その抑えた感じの中で伝わってくるものがたくさんある。その展開って何!?っていうところも淡々と進む。映画の結末もすごく好き。余韻が残るいい映画。

■星の子供たち"Figli delle stelle"
面白かった。音楽が素晴らしい。この映画と同名の曲が主題歌?なんだけど、これがまたいい。キャスティングもいい(マリオ役の人はあんまり好きじゃないけど 笑)。完全なアクションでもないし、完全なサスペンスでもないし、完全なコメディーでもないし(一番これが近いのかな?)、ヒューマンドラマでもないし、ラブロマンスでもないし…どういうジャンルの映画かよく分からないんだけど、いい。等身大の人間が非日常な状況で描かれている感じかなぁ。

■穏やかな暮らし"Una vita tranquilla"
トニ・セルヴィッロはやっぱりすごい俳優さん。いるだけで、圧倒的な存在感。重くてわりと静かな映画なんだけど、引き込まれて観てしまいました。その日3時間しか寝てなかったけど、寝なかった 笑。淡々としているのに、どういう展開になるのかが読めなくて、目を離せなかったです。結局かなりの謎が残ったままだったんだけど(わからなかったのは私だけ??)、そういう状況の中での物語の展開にドキドキしました。

■ロバの美"La bellezza del somaro"
うん、やっぱり 笑。という感じ。よくわからない展開の映画ってたくさんあるんだけど、それでも好き嫌いがあると思います。私はこの映画はダメでした^^;少女の恋人役のおじいさんがキモだと思うんだけど、イマイチ魅力がなさすぎて説得力がない。そして無理がありすぎる。ラウラ・モランテもいつも同じような演技だし…(同じような役だから仕方ないけど)。カステッリットの大声の演技も好きじゃない。。ただ奇をてらっているだけの映画に感じてしまいました。まぁ、これは好き嫌いの問題なので。唯一気に入ったのは、いつも英語の練習してるおじさん 笑。

■アルデンテな男たち"Mine vaganti"
オズペテク監督の作品。タイトルの"mine vaganti"は浮遊機雷。映画を観れば、この意味は分かると思います。…で、なんで邦題がこうなるんだ。。いつも思うけど、変なタイトルつけないで欲しい。あきらかに映画の主旨と違うと思うんだけどなぁ。。主演のリッカルド・スカマルチョ、あんまり演技好きじゃなかったけど、この映画は良かった。男の人とめっちゃキスしてました。うん、そういう映画だからね。でも、映画の中で俳優さんが、あそこまでちゃんとキスしてるのって、はじめて見たかも??なんとなくお茶を濁した感じの表現が多いんだけど、いつもは。そんなところに衝撃を受けてる私 笑。もちろんそんなことだけじゃなくて、ほんといい演技でした。肩の力が抜けてて、すごく自然だった。内容も本当に深くて、心に残るセリフがたくさんありました。映像も色合いも素敵すぎる。おばあちゃんの人生、存在、考え方がこの映画が伝えたいことだと思います。とにかくいい映画、是非観てみてください。劇場公開も「あしたのパスタはアルデンテ」という邦題で予定されているみたいです。…なんだその邦題!最初のよりはいいか 笑

■最後のキス"L'ultimo bacio"
きっと字幕なしで30回以上は観た映画なんですが、字幕が読みたくて観に行きました。結果は…やっぱり細かいところがわかってなかった!何回観ても、聞き取れてないところは聞き取れてなかったみたい 笑。観に行って良かった。ほんとに何回も観た映画だったので、次のシーンとか、セリフとか覚えてるくらいだったので、映画の内容と言うより、じっくり字幕を読んでいたのですが、字幕って結構はしょってあるんですね。こんなにはしょってるとは思わず、ちょっとびっくりしました。これで観てる人は意味がわかるんだろうか??と思いつつ…。はしょっているのに、次の瞬間そのはしょった内容が字幕に出て来たりしてたので。。まぁ、大事な場面じゃないからいいのかもしれないけど。そして、意外だったのが、劇場に観に来てる人達が、やたら笑ってたこと。たぶん、その前の2つが笑いどころの多い映画だったからか、笑うクセがついちゃったのかもしれないけど、そこ笑うところか!?ってとこでみんな笑っててびっくりしました 笑。映画の中では女の人が泣いてるのに 笑。いやー、何回も観た映画でもいろいろ発見があるものですね。

…ふぅ。以上、感想でした☆

さて、それでは今年の私のベスト5!
■はじめての大切なもの"La prima cosa bella"
■ラ・パッショーネ"La passione"
■初任地にて"Il primo incarico"
■星の子供たち"Figli delle stelle"
■アルデンテな男たち"Mine vaganti"

来年も楽しみです^^

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2011-03-24

ローマは東京の6倍の…

なんと、今の東京の放射能の6倍の値がローマで検出
されたそうです^^;
最初だけ読んだのですが…Corriere Della Seraより

«Roma più radioattiva di Tokyo, non c'è contaminazione»

うーん。。。
私の友達、東京からローマに帰ったんだけどな。。

でもこの記事、途中飛ばして最後の方を読むと
なんか最後は冗談で終わってるし…
余裕だなぁ、、ローマ人^^;

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